頭が真っ白になる原因の多くは、「暗記」や「練習のしすぎ」にあります。しっかり準備をして脳内にメモをつくり、そのメモのとおりに話そうとした途端に、頭が真っ白になり思考停止になってしまいます。 暗記や覚えようとする背景には、失敗してくない、忘れたらどうしようという不安感情があるからなのですが、間違えたらだめなことって数字ぐらいです。話の内容や順番は多少違っても問題はありません。私たちは人と話をするとき、いちいち覚えたり暗記したりして話をしたりしませんよね。それでも問題なく会話がつづきます。スピーチや発表も同じです。
暗記をやめてイメージで話すことを習慣にする
どうすれば頭が真っ白にならずに話すことができるか、ぜひイメージで話すトレーニングをしてください。イメージとは思考の連鎖、脳はイメージそのものです。リラックスして話せるようになるためにも、ぜひイメージで話す習慣をつくっていただきたいです。 私の講座では2カ月目に入ると、「メモなし準備なしでもドキドキせずに話す」を目的に、イメージで話すトレーニングをするのですが、多くの人がノープランで話してもドキドキせずイメージで話すことが実現できています。 一人でできるトレーニング法としては、準備をするときにキーワードでメモをとること。そしてキーワードもできるだけ少なくして、長く話せるようにすること。キーワードをみながら実践同様にシミュネーションすれば暗記につながりにくいです。