あがり症と話し方の専門家:新田祥子の話し方教室「セルフコンフィデンス®」

何度も聞き返される

何度も聞き返される

何度も聞き返される背景にはいくつもの理由が推測できますが、ケースとしては、下記のようなことが原因であることが多いです。 1.滑舌が悪い  2.言葉を「かたまり」で発音している  3.早口である  4.声が小さい  5.話の内容に問題がある、などです。 もちろん人によっては上記に該当しないこともあり、上記原因が混合している場合もあります。しかし原因が分かれば、解決法は自ずと見つかりますので、以下に多くの人に該当しそうな改善法をいくつかご紹介します。


滑舌の悪さは言葉をつくる「器」の動きの問題

私たちはなぜ「話す」ことができるのかというと、言葉を言葉として発音できるからですね。では言葉はどのようにしてつくられるかというと、言葉をつくる「器」がバランスよく動くからです。 ではその器とは何かというと、「アゴ、舌、表情筋、唇」の4つの器官を指します。この器官の動きのバランスが崩れると「滑舌が悪い」という状態が生じます。 滑舌が悪い原因も改善法も一人ひとり異なりますが、ここでは誰にも該当するトレーニング方法をご紹介します。 まずは顔全体を「あ~え~い~お~う~」とゆっくり大きく動かしながら、顔筋を鍛えましょう。入浴後に50回ぐらいやると、3日目ぐらいから言葉をつくる筋肉がしっかりしてきていることに気づくと思います。


早口で言葉を噛みやすい人は「アゴと舌」をつかって話しましょう

早口になってしまうことや言葉を噛みやすい人の原因は、「アゴと舌」にあることが多いです。 たとえば、アゴを閉じるのが早いと早口になりますし、そのスピードに舌が追いついていけないと言葉を噛んでしまいます。とくに若い人はアゴをつかわずに話していることが多いために、しっかり話しているつもりでも相手に届かないというケースが多いです。 また舌の筋肉が硬いために言葉を一音ずつ発音することができず、呂律が回っていないような話し方になってしまうこともあります。 改善法としては、アゴを止めて話すトレーニンングが効果的ですが、誌面でお伝えすることはは難しいので、ゆっくり話すことを心がけてみてください。それだけでも話し方に違いが出てくると思います。 ただし、原因によってトレーニング法が異なりますので、不安な方はお問い合わせください。


声が原因で聞き返される人は3m先に届けることを意識して

声が小さくて聞き返される原因は、もしかしたら対人距離(45~70㎝)での発声が習慣であることが多いです。そのような場合は、3m先の人に声を届けることや、自分の耳にうるさいと感じるぐらいの声をだすことを意識しましょう。それだけで大きな声が出しやすくなります。 また、簡単にできる方法としては、ロングブレスがお勧めです。できるだけ大きく息を吸い、息が続く限り大きな声を出しつづけるのです。何度かやっているうちに大きな声がでるようになります。


「聞き手の疑問」に注目すると内容が整理しやすい

最後に、情報整理に問題があって聞き返される場合の解決法をお伝えします。人は、「自分が知りたいこと」を話してくれる人の話には興味をもちますから、相手は何を知りたいのか、何を知らなければならないのか、相手がもつであろう疑問に注目するようにしましょう。 「いつ、どこで、誰が、何を、どうしたいのか」を意識し、「結論と理由」をワンセットにして伝えるだけで要点が明確になります。


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